SDカード対応スピーカー3機種を比較|スマホなしで聴く選び方と再生方法

SDカード対応スピーカー3機種を比較|スマホなしで聴く選び方と再生方法

SDカードの音楽をスマホなしで聴きたいなら、カードからの直接再生に対応したスピーカーが候補です。据え置きでSDカードを使うならクマザキエイムのDS-12、microSDで持ち歩くならサンワサプライの400-SP125DG、USBメモリも使いたいなら400-SP126という選び分けができます。

ただし、「SDカード対応」という言葉だけでは、手元のカードや音楽ファイルを使えるかまでは決まりません。3機種でも対応するカードの種類・容量・音楽形式が異なります。まず使いたいカードと置き場所で候補を絞り、その後に曲送りや繰り返し再生の操作を見ていきましょう。

この記事のポイント
  • SDとmicroSD、据え置きと携帯型で分ける3機種
  • カード容量と音楽ファイル形式の対応条件
  • リピートと曲送りで異なる操作方法
  • 再生できないときの差し込み・入力確認
目次

SDカード対応スピーカーの選び方と購入候補3機種

SDかmicroSDか、据え置きか持ち運びかで選ぶ

SDかmicroSDか、据え置きか持ち運びかで選ぶ

最初の分かれ目は、使うカードがSDカードかmicroSDカードかです。DS-12はSD/SDHCに対応し、400-SP125DGと400-SP126はmicroSDスロットを備えています。

手元のカードをそのまま使いたい場合は、商品名の「SD対応」だけで判断せず、スロットの表記まで合わせるのが出発点です。

比較項目DS-12400-SP125DG400-SP126
カード対応SD/SDHC、2〜32GBmicroSD、最大128GBmicroSD、最大128GB
音楽形式MP3、128〜320kbps/44.1kHzMP3・WMA・WAVEMP3・WMA・WAVE
電源AC100V、50/60Hz内蔵リチウムイオン電池内蔵リチウムイオン電池
本体寸法・幅×奥行×高さ約120×250×400mm103×38×80mm146×50×72mm
質量メイン約3.4kg、サテライト約3.0kg約205.7g約300g
カード以外の使い道USBメモリ、3.5mm・RCA音声入力BluetoothBluetooth、USBメモリ、3.5mm音声入力
向く使い方2本を設置して家で聴く軽さを重視して持ち運ぶ携帯性と入力の種類を両立する

DS-12はメインとサテライトの2本セットなので、表の本体寸法に加えて、2本を置く場所が必要です。対してサンワの2機種は電池を内蔵した携帯型。私はまず「いつも同じ場所で聴くか、部屋の間や外へ持ち運ぶか」を決めてから、カード以外の入力が必要かを考える順番をおすすめします。

SDカードを家で聴くならクマザキエイムDS-12

クマザキエイムの「Retro Sound ダイナミック・サウンドスピーカー|DS-12」は、アンプとメディアプレーヤーを内蔵したタワースピーカーです。SDカードやUSBメモリに保存したMP3を直接再生できます。対応カードはSD/SDHCの2〜32GB。

リビングなどに置いて、手元のMP3音源を聴きたい人の候補です。

付属のリモコンで音量や繰り返し再生を操作できる点も、据え置き用途に合っています。1曲だけを繰り返すことも、全曲を繰り返すことも可能。前面のディスプレイには、動作状態やメディアの曲数、再生時間などが表示されます。スピーカー本体の前まで移動せずに操作したいなら、リモコンの有無は見ておきたい違いです。

電源はAC100Vで、充電式ではありません。カード再生に加え、3.5mmステレオミニとRCAの音声入力を備えるため、対応する出力を持つ機器のスピーカーとしても検討できます。一方、説明書では本機を濡らしたり水につけたりしないよう案内されています。

水辺へ持ち出す用途ではなく、家の中で設置場所を確保する選び方です。詳細はDS-12のメーカー製品ページで確認できます。

軽さを重視するならサンワ400-SP125DG

軽さを重視するならサンワ400-SP125DG

サンワサプライの「ポータブル防水Bluetooth スピーカー」400-SP125DGは、microSDでの単体再生に対応する携帯型です。400-SP125シリーズの説明書に対象型番として記載され、最大128GBのmicroSDと、MP3・WMA・WAVEに対応しています。

本体は約205.7g。比較する3機種の中で、持ち歩くときの軽さを優先したい人に向く候補です。

連続使用時間は、音量20%で24時間、50%で10〜11時間、100%で4〜5時間という仕様です。使用環境によって異なるため、「最大24時間」をどの音量でも使える時間とは考えないようにしましょう。長時間再生を重視するなら、普段使う音量に近い条件も一緒に見る必要があります。

防水性能はIPX7とされていますが、防水キャップを開けた状態では防水対応になりません。また、充電中は防水機能がなくなると説明されています。microSDスロットと充電ポートはキャップの内側にあるため、カードの出し入れや充電の状態を含めて扱うことが大切です。

対応形式と操作は400-SP125シリーズの説明書にまとまっています。

USBメモリも使うならサンワ400-SP126

サンワサプライの「ポータブル防水Bluetoothスピーカー」400-SP126は、microSDに加えてUSBメモリの直接再生に対応します。Bluetoothと3.5mm音声入力も備えているので、「カード内の音楽だけでなく、USBメモリや有線接続でも使いたい」という場合に合う構成です。

microSDは最大128GB、対応する音楽形式はMP3・WMA・WAVEです。

重さは約300gで、連続使用時間は音量25%で12時間、50%で8〜9時間、100%で3.5時間。400-SP125DGとは最長時間の音量条件も異なります。単純に「24時間対12時間」とだけ比べるより、同じ50%音量の仕様と、USBメモリ入力が必要かを合わせて選ぶとよいでしょう。

なお、400-SP126の説明書は、特長欄にIPX5、仕様欄にIPX7と、防水等級の記載が一致していません。水辺で使うことを購入の決め手にするなら、購入前にメーカーへ確認が必要です。

また、Bluetooth未接続で約15分後に自動電源オフとの記載がありますが、microSD再生中の扱いは明確ではありません。カードだけで長時間流す用途では、この動作も確認したい点です。

SDカード対応スピーカーの再生条件と使い方

容量と音楽形式は、選んだ機種の条件に合わせる

カードを用意するときは、「容量が足りるか」だけでなく「スピーカーの対応範囲に入るか」を先に見ます。DS-12は2〜32GBのSD/SDHCが対象で、64GBや128GBは対応範囲に入りません。音楽ファイルにも条件があり、説明書ではMP3、128〜320kbps、44.1kHzと指定されています。

MP3という名前だけで判断せず、この数値まで照合しましょう。

400-SP125DGと400-SP126は最大128GBのmicroSDに対応し、形式はMP3・WMA・WAVEの3種類です。DS-12より容量上限が大きく、WMAやWAVEを使う場合もこちらが候補になります。

ただし、この形式名だけで、あらゆる条件で作成されたファイルの再生を保証するものとは扱わないでください。

ここで扱うのは、カード内に保存した対応形式の音楽ファイルを再生する使い方です。購入前には、カードの種類、容量、聴きたいファイルの形式をひとまとまりで確認しておくと、機種の条件と照合できます。

FAT32やexFATなどの指定、フォルダー階層や曲数の上限は、ここで挙げた説明書の記載からは確定できないため、必要な場合は型番を添えてメーカーへ問い合わせましょう。

カードを入れて再生する手順は機種ごとに違う

カードを入れて再生する手順は機種ごとに違う

3機種ともカードからの直接再生に対応しますが、電源を入れるタイミングやカードの差し込み方は同じではありません。特にDS-12はカード全体が本体に収まる構造ではなく、説明書には先端部分の3分の1程度しか差し込めないと記載されています。奥まで入らないことだけで異常とは判断しないでください。

機種説明書に沿ったカード再生の流れ入力の確認
DS-12本体の電源を入れ、前面スロットへSDカードを金属端子部が上になる向きで差すと自動再生前面ディスプレイでSDなどの動作状態を確認
400-SP125DG防水キャップを開けてmicroSDを入れ、電源ボタンを3秒長押しすると自動再生Bluetooth接続中にカードが再生されない場合は、電源ボタンを1回押して再生元を切り替える
400-SP126防水キャップを開け、microSDを端子面が上になる向きで入れると自動再生Bluetooth・microSDなどの切り替えは電源ボタンを押す

400-SP125DGと400-SP126は、電源ボタンの長押しと、再生元を切り替える短い操作を区別します。カードの音楽を聴きたいのにBluetooth側のままなら、カードを買い直す前に再生元を見るのが先です。カードの向きは、購入した機種の説明書の図と合わせてください。

リピート・ランダム・曲送りを分けて確かめる

同じ曲やカード内の音楽を繰り返し聴きたいなら、DS-12は操作が明確です。再生中にリモコンのリピート再生ボタンを押すと1曲リピート、もう一度押すと全曲リピートに切り替わります。「1曲だけ繰り返したい」のか「全曲を繰り返したい」のかで、設定を選べます。

曲送りや音量調整も、押し方を覚えておくと迷いません。400-SP125DGと400-SP126では、音量ボタンを短く押すと音量調整、長押しすると曲送り・曲戻しです。一方、DS-12の前面パネルはスキップと音量を兼ねるボタンを長押しすると音量調整になります。

似たボタンでも操作が逆なので、別の機種の感覚をそのまま当てはめないようにしましょう。

ランダム再生については、3機種の説明書に設定方法を確認できません。

400-SP125DGと400-SP126はリピートの切り替え方法も明示されていないため、その機能を前提に選ぶならメーカーへの確認が必要です。

400-SP126の仕様には「レジューム再生対応」とありますが、リピートやランダムの対応を示す記載とは分けて考えましょう。

再生できないときは対応条件・差し込み・入力を確認する

再生できないときは対応条件・差し込み・入力を確認する

音が出ないときは、カードの認識と、スピーカーから音を出すための設定を分けて見ていきます。DS-12の説明書は、SDカードやUSBメモリを認識しない場合の対処として、MP3形式のファイルが保存されたメディアを用意することと、メディアをしっかり差し込むことを挙げています。

ただし、差し込み量は前述の約3分の1という仕様の範囲です。

  • 対応条件:DS-12は2〜32GBのSD/SDHCと所定のMP3条件、サンワの2機種は最大128GBのmicroSDと対応形式を照合する
  • カードの差し込み:対象機種の説明書に沿って、向きと差し込み状態を見る
  • 再生元:400-SP125DGでBluetooth側になっている場合は電源ボタンを1回押す。400-SP126も電源ボタンで接続方式を切り替える
  • DS-12の出音:正しい入力、本体・リモコンの音量、スピーカーケーブルの接続を確認する

たとえばDS-12に64GBのカードを使っているなら、まず対応容量との不一致が見つかります。一方、400-SP125DGで対応カードを入れているのにBluetoothの音しか出ないなら、説明書が案内する再生元の切り替えが確認点です。

同じ「再生できない」でも、見直す箇所は異なります。DS-12は説明書の確認項目で解決しない場合、発売元へ問い合わせるよう案内しています。

SDカード対応スピーカーの選び方まとめ

この記事のまとめです。

  • SDカードを据え置きで使うならDS-12、microSDで持ち運ぶならサンワの2機種が候補です。
  • DS-12は2〜32GBのSD/SDHCと、MP3・128〜320kbps/44.1kHzに対応します。
  • 400-SP125DGと400-SP126は最大128GBのmicroSD、MP3・WMA・WAVEに対応します。
  • 軽さを重視するなら約205.7gの400-SP125DG、USBメモリ入力も欲しいなら400-SP126が候補です。
  • 最大再生時間は音量条件付き。400-SP125DGの24時間は音量20%、400-SP126の12時間は音量25%の仕様です。
  • 400-SP126は防水等級の記載と、Bluetooth未接続時の自動電源オフの適用条件に確認が必要です。
  • DS-12はリモコンで1曲リピートと全曲リピートを切り替えられます。
  • ランダム再生を必須にする場合は、対応を前提にせずメーカーへ確認しましょう。
  • DS-12のSDカードは先端の約3分の1だけ差し込む仕様です。
  • 再生できないときは、対応容量・形式、差し込み、再生元の順に機種の条件と照合します。
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この記事を書いた人

音の道具が好きで、買い物には少し慎重。マイクやイヤホン選びを、予算・接続・置き場所から一緒に考えます。家で聴く・録る時間を心地よくするヒントをお届けします。

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