ポッドキャスト用マイクおすすめ3選|一人・二人収録とUSB/XLRで選ぶ

ポッドキャスト用マイクおすすめ3選|一人・二人収録とUSB/XLRで選ぶ

ポッドキャスト用マイクは、一人で手軽に始めるならShure MV6、USBで始めてXLR接続にも広げたいならShure MV7+が候補です。レコーダーを使い、ヘッドホンやスタンドもまとめてそろえるなら、ZOOM ZDM-1PMPもおすすめできます。

私は、最初に「何へつなぐか」と「何人で話すか」を決めてから、音を整える機能や付属品を見る順番をおすすめします。この記事では、家庭での声の収録を中心に、マイク単体の魅力と、実際に収録を始めるための条件を分けて比べます。

この記事のポイント
  • 一人収録と拡張性で分けるおすすめ3候補
  • スタンドと録音機材を含めた予算比較
  • 生活音の種類に合わせたマイク選び
  • 二人収録とスマホ接続の対応条件
目次

ポッドキャスト用マイクのおすすめ3選と使い分け

迷ったら接続方法と付属品で3候補を比較

迷ったら接続方法と付属品で3候補を比較

この3候補は、同じ条件で順位を付けるよりも、収録の組み方で選ぶと違いがはっきりします。MV6とMV7+はUSB-Cでパソコンへ接続する使い方ができ、ZDM-1PMPはレコーダー以外の機材をまとめたマイクパック。すでに持っている機材によって、買い足すものが変わります。

候補おすすめする使い方接続・収録の前提スタンド・ケーブルなど選ぶ際の要点
Shure MV6一人でUSB収録を始めるUSB-C接続卓上スタンド、1mのUSB-Cケーブル付属手軽さと自動調整を重視
Shure MV7+USB収録からXLR環境にも広げるUSB-C/XLR出力3mのUSB-Cケーブル付属。スタンドは型番で異なる接続の柔軟性と細かな音の調整を重視
ZOOM ZDM-1PMPレコーダーを使う収録環境をそろえるXLRケーブルを使う構成。レコーダーは別途マイク、ヘッドホン、卓上スタンド、ウィンドスクリーン、2mのXLRケーブルなど周辺機材をまとめてそろえたい人向け

予算は本体価格だけで決めず、収録開始までに足すものを含めて比べましょう。MV6はスタンドとUSBケーブルが付くため、まずUSBで始めたい人向きです。MV7+はスタンドの有無で商品が分かれ、ZDM-1PMPにはレコーダーが含まれません。

マイクパックの価格だけをUSBマイクの価格と並べると、必要な予算を見誤ります。

ShureはMV6を、MV7+と比べてコストを抑え、シンプルに始めたい人へ案内しています。ZDM-1PMPはオープン価格です。実際の購入額を比べるときは、同じ日に、スタンド付きかどうかや追加する録音機材までそろえた条件で見積もるのがおすすめです。

MV6:一人で手軽に始めたい人におすすめ

MV6は、USB接続で声の収録を始めたい人に向くダイナミックマイクです。「USBゲーミングマイクロホン」という名称ですが、Shureはポッドキャスト用途にも案内しています。別の接続機器を組み合わせる前に、マイクとパソコンを中心に始めたい人の第一候補です。

選ぶ理由は、音量や雑音への対処をマイク側で補助できること。オートレベルモードはマイクとの距離や音量に応じてゲインを調整し、デジタルポップフィルターは破裂音を抑えます。さらに、不要なバックグラウンドノイズを処理するリアルタイムデノイザーも搭載。

声の大きさが変わる場面でも、自動調整を使って収録したい人に合います。

国内モデルMV6-Jには、1mのUSB-C-USB-Cケーブルとラウンドベースの卓上スタンドが付属します。マイク本体には、声をリアルタイムで聴くための3.5mmヘッドホン出力もあります。

まずは付属スタンドを使う構成で考え、パソコンまでケーブルが届く配置か、口元へ置ける位置かを購入前に見ておきましょう。

一方、MV6の出力はUSBのみです。将来XLR入力の機材へ接続したい予定がはっきりしているなら、次のMV7+が候補になります。一人でUSB収録を続ける予定なら、将来の拡張性にどこまで予算を使うかを考え、MV6の手軽さを優先してよいでしょう。

MV7+:USBとXLRを使い分けたい人におすすめ

MV7+:USBとXLRを使い分けたい人におすすめ

MV7+は、USB-CとXLRの両方から出力できるダイナミックマイクです。今はパソコンへ直接つなぎ、後からXLRミキサーやオーディオインターフェースを使う構成へ移りたい人に向いています。すでにXLR機材を持っていて、USB接続も使いたい場合にも候補です。

USB-C接続では、MOTIV Mixを使ってオートレベルモードやデジタルポップフィルター、リアルタイム・デノイザーなどを設定できます。ゲイン、EQ、コンプレッサーなどの調整にも対応。自動調整を使って始め、必要に応じて自分で音を詰めていきたい人にとって、調整の選択肢がある点が魅力です。

XLR出力へソフトウェアの設定は反映されません。 MV7+の日本語説明書は、この条件を明記しています。USBで整えた音を、そのままXLRからも出せる前提では選ばないようにしましょう。両出力を同時に使えることと、同じ処理がかかることは別です。

購入時は型番の末尾まで見るのが大切です。Shure公式ストアの型番別付属品では、MV7+-K-JとMV7+-W-Jはスタンドなし、MV7+-K-BNDL-Jはブラックのスタンド付きキット。これらには3mのUSB-Cケーブルが付属します。

メーカー製品ページにはスタンド選択表示と同梱品欄が一致しない箇所があるため、注文する型番の付属品を基準に選んでください。

ZDM-1PMP:レコーダー用の周辺機材もそろえたい人におすすめ

ZDM-1PMPは、ZOOMのポッドキャスト用マイクパックです。ZDM-1ダイナミックマイクに、密閉型モニターヘッドホン、卓上スタンド、専用ウィンドスクリーン、マイククリップとネジ変換アダプタ、2mのXLRケーブルを組み合わせています。

同梱マイクのZDM-1は、単体販売のZDM-1と同じモデルです。スーパーカーディオイドの指向特性で側面の不要な音を抑え、内蔵のショック吸収機構でハンドリングノイズや振動による雑音にも対処します。

パックには風や息が直接当たるのを防ぐウィンドスクリーンもあり、用途の異なるノイズ対策を組み合わせた構成です。

付属の卓上スタンドは高さ調節ができ、折りたたみ式の三脚を採用しています。自宅の机で使うだけでなく、収録場所へ持っていく使い方も考えられます。ヘッドホンやスタンドをまだ持っていないなら、それぞれを選ぶ手間も含めてパックを検討する価値があります。

ただし、これはレコーダー以外の機材をそろえたパッケージです。名前に「パック」とあっても、録音機まで含むセットではありません。また、ZDM-1単体の付属品はウィンドスクリーン、スタンドマウント、ネジ変換アダプタで、パックと同じ内容ではありません。購入候補は「ZDM-1PMP」として区別しましょう。

ポッドキャスト用マイクのおすすめを絞る選び方

USBとXLRは録音先と音の調整方法で選ぶ

一人でパソコンに録音するなら、まずUSB接続を考えると構成がシンプルです。MV6とMV7+はUSB-C経由でパソコンにつなげます。対してMV7+のXLR出力は、XLRミキサーやオーディオインターフェースへ接続するためのもの。端子を選ぶことは、その先に置く録音機材を選ぶことでもあります。

たとえば、オートレベルやノイズ処理を使いながらMV7+で一人収録をするなら、USB接続を軸に考えます。すでに使っているXLR機材へマイクを追加するなら、XLR接続の扱いやすさが判断材料です。

MV7+は接続先を変えられますが、XLR音声はソフトウェア設定の影響を受けないため、音の調整も接続先に合わせて考える必要があります。

もう一つ見ておきたいのが、声を聴きながら収録するためのモニター出力です。MV6とMV7+には3.5mmのヘッドホン出力があり、リアルタイムでモニタリングできます。とくにMV7+の説明書は、ヘッドホンやイヤホンを接続して待ち時間なしで聴く用途を示しています。

録音先だけでなく、どこへヘッドホンをつなぐかまで決めておくと、必要な機材が具体的になります。

生活音が気になるなら指向性・距離・ノイズ処理を見る

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家庭では、PCのファンや電化製品の音だけでなく、壁や床などからの反響も録音に影響します。Shureは、コンデンサーマイクは通常感度が高く、細かな音を捉える一方、自宅では通気口の小さな音やリップノイズまで拾うことがあると説明しています。

ここでは、家庭で声を収録する候補としてダイナミック型を中心に挙げています。

ただし、形式名だけで選ばず、音を拾う方向も見ましょう。カーディオイドは側面や背面からの音に対する感度が低い指向特性です。より狭い収音範囲では不要な音を抑えやすい反面、口元が収音範囲から外れると音量差が生じやすくなります。

ZDM-1のようなスーパーカーディオイドを選ぶ場合も、話す位置を保てる置き方が判断材料です。

マイクの位置も大切です。Shureのポッドキャスト向け案内では、マイクを口元から5~30cm以内へ近づけると、ノイズや反響音に対して声が大きくなり、音質改善につながるとしています。これは一般的な案内の目安です。

机の空いた場所へ置くだけでなく、無理なく話せる口元の位置へスタンドで寄せられるかを考えましょう。

音の種類と機能も対応させて選びます。MV6・MV7+の内蔵ノイズフィルターは、PCファンや交通音のような持続的なノイズへの対処として案内されています。息による破裂音にはデジタルポップフィルター、机に触れた振動にはショックマウントというように、対策の役割は異なります。

「ノイズ対策あり」という一言だけで、すべての雑音への効果を判断しないことが大切です。

二人で同じ場所ならマイクと録音機材を一緒に選ぶ

二人で同じ場所に集まるなら、それぞれの口元にマイクを置く構成を候補にしましょう。口元へ近づけるという収録の考え方を、二人それぞれに適用する選び方です。Shureは複数マイクの録音について、USBよりXLRを使うほうが簡単だと説明しています。

最初から対談番組を予定しているなら、マイクだけを先に買うより、複数入力の録音機材も一緒に考えるのがおすすめです。

録音機材の購入候補の一つが、ZOOMのPodTrak P4です。4つのマイク入力と、個別に音量を調節できる4系統のヘッドホン端子を備えています。二人の声を入力することに加えて、各自が聴きやすい音量でモニターしたい場面に向く構成です。

P4の同梱品は本体とクイックガイドで、マイクは別売です。ZDM-1PMPのようなパックを人数に合わせて用意する場合も、録音機を別に見積もります。マイク、スタンド、ケーブル、ヘッドホンを二人分そろえるのか、手持ちを使えるのかまで含めて予算を決めましょう。

なお、P4の「マイク入力4つ」と、パソコンへ接続する際の仕様は区別が必要です。USBオーディオインターフェースとしては2イン/2アウトと案内されています。入力端子の数だけを見て、パソコンにも4入力を個別に渡せると判断しないようにしてください。

スマホ収録は端子とアプリの対応条件を確認

スマホ収録は端子とアプリの対応条件を確認

スマートフォン中心なら、MV6も候補です。メーカーは、ほとんどのAndroid/iOSモバイルデバイスで動作し、MOTIV AudioとMOTIV Videoに対応すると案内しています。ただし、Lightning端子のiOS機器では、別売りのUSB-C-Lightningケーブルが必要です。

付属するUSB-C-USB-Cケーブルだけで使えるとは限りません。

MV7+も対応するスマートフォンへUSB接続できます。メーカー製品ページに掲載されたMOTIV Audio/MOTIV VideoのモバイルOS条件は、iOS 16以上、Android OS 12以上です。これらはアプリ利用の条件であり、端子の形だけで判断するものではありません。

使う端末とアプリを先に決め、対応条件に照らして選びましょう。

MV7+については、公式ストアにiOS 12以降・Android 8.0以降という異なるシステム要件の記載もあります。

古いOSの端末では、この低い数字だけを根拠に購入せず、利用するMOTIVアプリの現行要件と端末対応をShureへ確認してください。

条件の違いを、旧版と新版の差だと決めつけることはできません。

最後は、自分の収録環境へ戻って選びましょう。一人でUSB接続を使い、付属スタンドで始めるならMV6。XLR機材への接続や細かな調整も考えるならMV7+。レコーダー中心で周辺機材をそろえるならZDM-1PMPです。

必要な端子と付属品が合えば、候補を増やし続けるよりも、番組の収録方法を具体的に決められます。

ポッドキャスト用マイクのおすすめと選び方まとめ

この記事のまとめです。

  • 一人でUSB収録を手軽に始めるなら、スタンド付きのMV6が候補
  • MV6はUSB出力のみで、XLR接続も使う予定ならMV7+を検討
  • MV7+はUSB-CとXLRに対応し、自動調整と細かな設定を選べる
  • MV7+のXLR音声にはソフトウェア設定が反映されない
  • MV7+のスタンド付属は型番ごとに確認
  • ZDM-1PMPは周辺機材付きのマイクパックで、レコーダーは別途必要
  • 生活音対策はマイク形式だけでなく、指向性・口元との距離・音の種類で判断
  • 二人収録は複数入力と各自のモニター環境を含めて機材を選ぶ
  • PodTrak P4はマイク入力4つだが、USB接続時は2イン/2アウト
  • スマホ収録は端子・ケーブル・アプリ要件を確認し、古いOSは記載差にも注意
参考にした情報
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この記事を書いた人

音の道具が好きで、買い物には少し慎重。マイクやイヤホン選びを、予算・接続・置き場所から一緒に考えます。家で聴く・録る時間を心地よくするヒントをお届けします。

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