ソニーのヘッドホンは、機種に合ったイヤーパッドと交換方法を選ぶことが大切です。WH-1000XM4/XM5、WH-1000XM6には公式の交換手順があります。一方、ソニーの一般的な交換FAQでは、取り外す際の本体破損を避けるため、修理での対応をおすすめしています。
まずは型番から、自分で交換する手順と純正部品が案内されているかを見ていきましょう。この記事では、純正イヤーパッドの価格と購入時の注意点を先にまとめ、後半でXM4/XM5とXM6の作業方法を分けて説明します。同じ1000Xシリーズでも、ツメの数や外し方は異なります。
- 型番別に選ぶ自己交換と修理相談
- 純正イヤーパッドの価格・左右・販売単位
- XM4/XM5とXM6で異なる交換手順
- 緩衝材と取り付け後の浮きの確認
SONYヘッドホンのイヤーパッド交換は型番と純正部品から判断
自分で交換するか、修理を頼むかの分かれ目

自分で交換したい場合は、使っている型番を対象にした公式手順があるかが出発点です。ソニーのイヤーパッド交換FAQは、修理をすすめる一般案内に加えて、WH-1000XM4/XM5向けの部品購入先と交換方法を案内しています。WH-1000XM6にも、別の公式交換ページがあります。
| 使用中の機種・状況 | 交換の進め方 |
|---|---|
| WH-1000XM4/XM5 | 対応する純正部品と、両機種向けの公式交換手順を確認 |
| WH-1000XM6 | XM6専用の公式手順を確認。XM4/XM5の外し方と混同しない |
| 型番に合う交換方法がわからない | 購入店またはソニーの修理相談窓口へ相談 |
| 購入店の延長保証を使いたい | ソニーへの直接申し込みに進む前に、購入店へ相談 |
修理がすすめられる理由は、イヤーパッドが本体にしっかり固定されており、外すときにヘッドホンを破損させる可能性があるためです。「手でつかめる部品だから、そのまま引けばよい」とは判断しないでください。作業を任せたい場合も、購入店かソニーへ交換を相談できます。
純正イヤーパッドの購入先と、左右・色の選び方

純正部品は、ソニーの付属品の購入から探せます。現在の案内はソニー特約店またはソニーストアの利用で、メールによる付属品の注文受付は2025年10月28日に終了しています。以前の購入方法を紹介する記事を見た場合は、この変更に注意しましょう。
ソニーストアの製品付属品には、ヘッドホン用として充電ケース、イヤーピース、イヤーパッドが別々に並んでいます。耳を覆う部分を交換するなら、イヤーパッド(オーバーヘッドバンド用)一覧へ進みます。完全ワイヤレスイヤホンなどに使うイヤーピースの欄とは別です。
選ぶ順番は、本体の型番、必要な側、色です。XM4用とXM5用は、それぞれ別の部品型番で、ブラックとプラチナシルバーの左右が案内されています。XM6用はブラック、プラチナシルバー、ミッドナイトブルー、サンドピンクの左右を掲載。色が似ていても、対応本体が違う部品を同じものとして選ばないようにしましょう。
数量にも注意が必要です。XM4用、MDR-7506用、MDR-CD900ST用は商品説明に「片側1個」と明記されています。XM5用とXM6用も右側・左側を選ぶ商品なので、左右セットという思い込みで注文しないことが大切です。交換したい側と注文内容を照合してから購入に進みます。
純正部品はいくら?型番別の価格と工具


下表は、2026年9月21日確認時点のソニーストアの商品表示価格です。税込の部品価格であり、修理を依頼したときの交換料金ではありません。XM4用は「2,530円〜」という表示のため、選択する側・色の購入画面で金額を確かめてください。
| 対応本体・用途 | 純正部品型番 | 販売の区分 | 表示価格(税込) |
|---|---|---|---|
| WH-1000XM4 | ZZ-WHXM4EAR | 片側1個、左右・色を選択 | 2,530円〜 |
| WH-1000XM5 | ZZ-WHXM5EAR | 右側/左側、色を選択 | 2,200円 |
| WH-1000XM6 | ZZ-WHXM6EAR | 右側/左側、色を選択 | 2,750円 |
| MDR-7506 | ZZ-MDR7506EAR | 片側1個 | 1,265円 |
| MDR-CD900ST | ZZ-MDRCD900EAR | 片側1個 | 1,265円 |
| イヤーパッド取り外しツール | ZZ-REMOWH | 工具 | 539円 |
MDR-7506とMDR-CD900STは同額ですが、公式の商品説明ではそれぞれの本体に対応する別部品です。価格が同じという理由で共用品とは扱わず、手持ちの型番に対応したものを選びます。また、部品を購入できることと、XM4/XM5向けの交換手順を使えることは別。
後半の6か所のツメを外す手順は、MDRの両機種には当てはめません。
イヤーパッド取り外しツール ZZ-REMOWHは、イヤーパッドとは別の商品として掲載されています。XM4/XM5の公式手順ではパーツ取り外し用ツールを使うため、作業前に工具も確認しましょう。なお、表に挙げた各イヤーパッドと工具の商品ページには、メーカー保証の対象外と記載されています。
修理で交換する費用と申し込み方法
修理を依頼する場合は、修理目安料金確認・故障診断・修理申し込みで本体の型番を入力します。案内の流れは、型番入力、症状の選択・診断、修理可能診断、修理目安料金の確認、申し込みの順番です。症状の選択・診断は一部製品を除きます。
料金を確かめる段階と、修理を申し込む段階では登録条件が異なります。STEP4の修理目安料金の確認まではMy Sonyへの登録は不要です。インターネットで修理を申し込むには登録が必要ですが、登録を希望しない場合は問い合わせ窓口からの申し込みも案内されています。
購入店の延長保証に加入しているなら、先にそのお店へ相談してください。公式ページでも、ソニーへの修理依頼に進まず購入店に相談するよう案内しています。また、付属品購入ページで扱いのないものは修理対応とされています。部品が見つからないときは、似た形のものへ置き換える前に、型番を伝えて交換を相談しましょう。
SONYヘッドホンのイヤーパッド交換手順と取り付けの注意点
WH-1000XM4/XM5は電源を切り、6か所のツメを外す



ここからはWH-1000XM4/XM5を対象とした手順です。作業前にヘッドホンの電源を切ります。ツメの具体的な位置はモデルによって異なるため、ソニー公式の交換方法の図と、手元の本体を照らし合わせながら進めてください。
固定しているツメは、イヤーパッドのクッション側から見て、ヘッドホンの内側に2か所、上下に2か所、外側に2か所の計6か所。まずはクッションの内側を指でなぞり、位置を確かめます。ツールは先が曲がっていないへら側を使用します。逆側を使うと本体を傷つける可能性があるため、持つ向きも確認しておきましょう。
- クッションの内側からツメの位置を確かめ、ツールでイヤーパッドを外側から内側へ押します。
- クッション側から見たヘッドホンの内側2か所、上下2か所、外側2か所の順にツメを外します。
- ツールをイヤーパッドと本体の間へ押し込むように力を加えてツメを外し、イヤーパッドのフレームを持ち上げるように取り外します。
力を入れすぎると本体が破損するおそれがあります。公式手順は、固定箇所を確かめて順番に解除する方法です。外れないからと力を増すのではなく、ツメの位置とツールの向きを見直してください。作業に不安がある場合は、修理による交換を選べます。
WH-1000XM4/XM5は緩衝材と左右の向きを確かめて取り付ける


取り外したら、新しいパッドを付ける前に、本体のハウジング部分を保護する緩衝材の状態を見ます。イヤーパッドと一緒に緩衝材が外れる場合があるためです。緩衝材がある場合は、左右の向きに注意して正しい位置へ戻します。機種によっては緩衝材がなかったり、形状が異なったりすることもあります。
この確認は見た目を整えるためだけではありません。ソニーは、緩衝材が正しく装着されていないと、ノイズキャンセリング性能が十分に発揮されず、ハウリングの原因になる場合があると説明しています。また、内部の部品に触れると故障の原因になるため、作業中は触れないよう注意してください。
| 機種 | 新しいイヤーパッドの位置合わせ |
|---|---|
| WH-1000XM4の左側 | 本体の近接センサーに合う向きで取り付ける |
| WH-1000XM4の右側 | 外側のツメの上側にある凹凸を合わせる |
| WH-1000XM5 | 左右にある凹凸を合わせる。イヤーパッドのL/R表記も確認する |
向きを合わせて本体に仮置きしたら、クッションの内側を指でなぞってツメを確かめ、順番に押し込んではめます。向きが違うと本体とツメの位置がずれ、取り付けできません。うまく合わないときに押し切ろうとせず、表の位置合わせに戻りましょう。最後にイヤーパッドを軽く引っ張り、浮きがないことを確かめます。
WH-1000XM6は外し方もツメの数も異なる
WH-1000XM6には専用の公式交換手順があります。作業前の条件は、電源をオフにすること、USBケーブルを接続していないこと、作業場所に砂鉄などの金属類がないことです。金属類のある場所では、内部の磁石に金属類が付着し、故障するおそれがあります。
外すときは、イヤーパッドをハウジングに対して垂直に引っ張ります。XM4/XM5のように、ツールで6か所のツメを順に外す説明とは異なる部分です。交換方法を動画で調べる場合も、「ソニーのヘッドホン」という共通点だけで判断せず、対象がXM6かを見てください。
取り付けは左右の確認から始めます。XM6の左側パッドは左ユニット、右側パッドは右ユニットにしか装着できません。本体とパッドのツメを合わせ、被せる向きをそろえたら、5か所のツメが「カチッ」と鳴るまでクッション部分を押してはめ込みます。
中央のメッシュ部分は押さないようにしてください。反対側も同じ手順で取り付けます。
交換後の確認とWH-1000XM5のお手入れ


XM4/XM5の交換は、最後の浮きの確認までが一連の作業です。取り付け後の状態に違和感がある場合は、パッドの向きとツメの位置、緩衝材の装着状態が確認点になります。ただし、緩衝材のずれがハウリングの原因になる「場合がある」という説明であり、異音の原因がすべてイヤーパッドだと決めつけることはできません。
日常のお手入れも機種の案内に合わせましょう。WH-1000XM5の公式ガイドでは、汚れたときは柔らかい布で拭くよう案内しています。汗をよくかく季節などで汚れがひどいときは、薄い中性洗剤溶液で湿らせた布を、本体が濡れない程度に固く絞って拭きます。
同じXM5の案内では、シンナー、ベンジン、アルコールなどは表面の仕上げを傷めるため使用しないとされています。使用後は、汚れや傷を避けるため付属のキャリングケースへ収納することもすすめられています。交換後のお手入れを始める際は、WH-1000XM5の公式ガイドも参考にしてください。
SONYヘッドホンのイヤーパッド交換のまとめ
この記事のまとめです。
- WH-1000XM4/XM5とXM6には公式交換手順があり、作業方法は機種ごとに異なります。
- ソニーの一般的な交換FAQは、本体破損の可能性から修理対応をすすめています。
- 純正部品はソニー特約店やソニーストアへ。メールでの付属品注文受付は終了しています。
- 部品は対応本体・左右・色・数量を照合し、左右セットと思い込まないことが大切です。
- 掲載した金額は2026年9月21日確認時点の税込部品価格で、修理交換料金とは別です。
- 修理目安料金の確認まではMy Sony登録不要。ネットでの修理申し込みには登録が必要です。
- 購入店の延長保証を利用する場合は、ソニーへ直接申し込む前に購入店へ相談します。
- XM4/XM5は電源を切り、指定の向きでツールを使って6か所のツメを順に外します。
- XM4/XM5は緩衝材と左右の位置合わせに注意し、最後に軽く引いて浮きを確認します。
- XM6は電源・USB接続・作業場所を確認し、取り付け時は5か所のツメを固定。中央のメッシュは押しません。
- XM5のお手入れは柔らかい布が基本で、アルコールなどは使用しない案内です。
参考にした情報
- ヘッドホンのイヤーパッドを交換する方法 | ソニー
- イヤーパッドを交換したい場合、どのような対応になりますか? | ソニー
- 付属品の購入 | 総合サポート・お問い合わせ | ソニー
- 修理目安料金確認・故障診断・修理申し込み | 総合サポート・お問い合わせ | ソニー
- WH-1000XM5 お手入れする | WH-1000XM5 使いこなしガイド | 使いかた | ヘッドホン | ソニー
- 製品付属品 | ソニー
- イヤーパッド(オーバーヘッドバンド用) 商品一覧 | 製品付属品 | ソニー
- イヤーパッド(オーバーヘッドバンド用) 商品一覧 | 製品付属品 | ソニー
- イヤーパッド(オーバーヘッドバンド用) 商品一覧 | 製品付属品 | ソニー
- イヤーパッド(オーバーヘッドバンド用) 商品一覧 | 製品付属品 | ソニー
- イヤーパッド(オーバーヘッドバンド用) 商品一覧 | 製品付属品 | ソニー
- イヤーパッド(オーバーヘッドバンド用) 商品一覧 | 製品付属品 | ソニー
- イヤーパッド(オーバーヘッドバンド用) 商品一覧 | 製品付属品 | ソニー
- ヘッドホンのイヤーパッドを交換する方法 | ソニー












